第79回 メルボルンでのAsia-Pacific Facial Aesthetic Council Meetingに
招待されて
7月23日、24日とメルボルンで行われた「アジアパシフィックフェイシャルエステティックミーティング」に招待を受け行ってきました。日本からは私一人の参加でした。 7月22日診療終了後、慌ただしく出発し一路シドニー経由でメルボルンへ。 
メルボルン空港(写真左)から現地エージェントの迎車で、会場であるパークハイアットメルボルンへ。(写真右)
そのまま今回のメインチェアマンであるドクター・アーサー・スヴィットやコーディネータをしているドクターロジャースと挨拶を交わし、発表内容のチェックをしました。

私は始めのセッションのScientific Updateという、どちらかというとボトックスの基礎研究の話を担当するのですが、自由が丘クリニックでの臨床内容が含まれているスライドを見て、「ノブ、これは面白いよ!午後のオーストラリアのドクター・グレッグ・グッドマンのセッションでも特別に話してよ!」と言われ、急遽、プレゼンが倍に増えました。

その晩はウェルカムパーティーがあり、楽しく過ごしました。パーティーも終わる頃、アジアや他の国の先生方が部屋へ戻っていく様子だったので、私もそろそろ戻ろうかなと席をたったその時。

遅れてパーティーに出席してきたドクター・アーサー・スヴィットが「ノブ、もう少しワインを一緒に飲もう!」と誘ってくれたので、今回のコーディネータのドクター・ジョン・ロジャース(写真右)とチェアマンのドクター・アーサー・スヴィット(写真左)

そして、ミス・ミッシェルの合計4人で遅くまで飲んでしまいました。
 
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今回のミーティング(写真下、左側)は、通常の医学学会とは違い、各国から1名〜2名招待されて様々なことを徹底討論する会なので、机の上にはサミットのように国旗が並べられて、いささか感動します。(笑)(写真下右側)
後方では専門のヒアリングの方が内容を収録していました。
まず、スタートセッションは、ボトックスの科学的な基礎の話、”Scientific Update”という内容から話をしました。
私とドクター・ジョン・ロジャースと上海のYuguang Z hang教授の3人の 発表でした。
 

次のセッションは、美容の治療の歴史と今後の方向性について、オーストラリアの皮膚科のドクター・ グレッグ・グッドマン教授の講演で、次の午後からは顔の形成についてドクター・アーサー・ スヴィットが、そして夕方のセッションで再び僕とドクター・グレッグ・グッドマン教授が 話をしました。

朝から始まり夕方までの会議でしたが、長い時間にもかかわらず、ドクターがチェアマンに次々とあてられていく、熱いディスカッションが刺激的でした。 このような体験はレジデントの時以来でしょうか。違った意味でも刺激的でした。(笑)

印象的だったのは、コーヒーブレイクに入った際、音楽担当のスタッフが一斉に明るい音楽を大音量で流したことです。それが良い気分転換になりました。

会議の真剣さとブレイクした時のリラックス感のメリハリがハッキリしていて、とてもイキな感じの会議でした。
その晩は、食事とパーティーが催されました。グレッグ・グッドマン教授(写真左・左側)とタイから来たドクター・エピラグ・シャンスワニッチ(写真左・右側)、中央にいる私と3人です。

また、チェアマンのドクター・アーサー・スヴィットご夫妻(写真上)。皆、嬉しそうにパーティーを楽しみました。ディスカッションでは真剣なロジャースも、この時ばかりは、楽しそうです。(写真左)
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翌日は早朝からメルボルン大学へ移動して解剖実習です。どんなに遅くまで飲んでも、皆Activeですね。(笑) 
解剖のワークショップがこの会のポイントの一つで、ドクター・ジョン・ロジャースに「何故、地球の最南端でわざわざ解剖を行うのか」、と聞いたところ、メルボルン大学が一番解剖をやりやすいことらしいです。ここでは、全員、僕も含めて解剖を行いました。先に着替えてきたミッシェルとの写真です。(写真右)
解剖はとても優秀なスティーブン・リュウとのチームでした。解剖はディスカッションをしながら行いましたが、注入では インクを使用し、実際皮膚のどこまで浸達して広がるかを含めて、大変参考になりました。午前中だけでは時間が足りません。
 
特に前頭筋、皺鼻筋の解剖や位置、咬筋が3つの部門に分かれていることや、その咬筋と顔面神経との関係、そして今後増えると思われるフィラーとしてのヴォリューマーの頬部や側頭部への注入と注入後の位置など、ドクター全員でディスカッションを行ってきました。(写真左)

このような実習をトップクラスのドクター達と行うことは、とても有意義なことで、技術や理論などお互いにインスパイアされますね。
メルボルン大学を出るところです。(写真左)。タイのドクター・シャンスワニッチと韓国のパーク先生との写真です。(写真右)
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その後、再びパークハイアットメルボルンに戻り、午後のセッションです。

今度は、グッドマンの ヴォリューマーの注入やスティーブン・リュウとの鼻の注入でのディスカッションです。 (写真左側、右側)
午後のコーヒーブレイクでのスティーブンとアーサー・スヴィットとの写真です。


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今回のミーティングでの大きな収穫の1つは、このスティーブンと十分ディスカッションできたことです。
解剖も同じグループでしたし、ドクター・アーサー・スヴィットとスティーブンとの議論は楽しかったです。特にスティーブンはこれからの世界の美容を引っ張っていく人材ではないでしょうか。私も負けていられません。大いに刺激を受けました。
ドクター・ジョン・ロジャースとのコーヒーブレイクの(写真右)です。今日はテーマも全て彼中心で決まり、素晴らしいミーティングでした。



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総じて今回のミーティングは大変有意義で楽しいものでした。皆さんにNOBU(ノブ)、NOBUと呼んで頂き、フレンドリーでありながら、ディスカッションはとことん行う。まさにプロフェッショナルですね。

そしてもう一つの収穫は、日本のボトックス技術は世界でもトップクラスということも改めて実感できたことです。しかし日本のマーケットそのものは世界と比べてまだまだ未熟であることを謙虚に受け取めなければなりません。

このミーティングに出席できたことで、ボトックスの正しい知識や技術を日本に広めていく使命を改めて感じると共に皆様にもっと満足して頂けるよう、私自身も研鑽を重ねていきたいと思います。


                    

アジアパシフィックフェイシャルエステティックミーティングに参加した方々との集合写真です。
2010年8月10日 古山登隆