【 Vol. 15_02】「ホクロ・魚の目について」 皮膚科医 林 圭子
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ほくろについて
ほくろとはメラニン色素をつくる母班細胞が皮膚に増えて生じる「良性の疾患」です。生まれながらにして存在する先天性のもの、成長ともに発生する後天性のものがあります。色・形・大きさにより処法は症状により手術またはレーザー療法になります。
一般的なほくろはレーザー治療でよることが多いですが、大きいものや悪性を疑う場合は、手術を行う場合もあります。
ほくろの大きさは外観上でわかりますが深さはそのほくろにより様々です。
(実際には組織断面を見ないとわかりません。)
図-1母班細胞の組織像
図-2
ここで言う、レーザー治療とは「炭酸ガスレーザー」を使用します。 炭酸ガスレーザーで皮膚の水分に遠赤外線を吸収させて、熱で焼灼していきます。
タイプウ)は、1回照射で完治することが多いですが、タイプエ)オ)は真皮部にも母斑細胞が存在するため、 1回で治療させようと、深く、レーザーを当て過ぎると逆に目立って傷を作ってしまう場合もあるため(瘢痕化はんこんか)、 浅めに数回分けて照射するようにしています。
通常、1回照射から2回照射までは1.5〜2ヶ月あけてから行っています。(その頃になると、周りの炎症反応による赤みもとれ、はっきりと母斑の色がでてきます。)
図-3
●治療の手順
レーザー治療
1. 治療部位に約30分ペインレステープ(麻酔のテープ)を貼付ります
2. 痛みに敏感な方や治療部位が深い場合は、局所麻酔をする場合もあります
3. 治療部位にレーザー照射します
4. 治療後は、抗生剤軟膏を塗布しテープを貼ります
●術後のケア
1. 洗顔は、通常どおりしていただいて結構ですが、必ず消毒と処方された塗り薬を約1週間部位につけていただきます
2. 翌日より、お化粧をしていただけますが、局所にこすりつけたり、たくさん塗るのは避けてください。
3. 約、2ヶ月はUVクリームを塗るなど遮光に気をつけてください。UVクリームも今後の予防としては常にお使いになる 事をおすすめします。
注1) 尚、症状・経過により術後ケアが異なる場合もありますので、医師の指示に従ってください。 注2)ケロイド体質の人は、レーザー治療が行えない場合もあります。
 
 
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